昨日書いた記事 『独立して最初の3ヵ月間にやったお仕事のまとめ』 で、
- 目の前のおもしろい仕事にがっちり食いつく
- → がんばっていい仕事をする
- → 得られたスキルや実績をブログ等でアピールする
- → よりおもしろい仕事のお話をいただく
というサイクルをしっかり回していく「わらしべ長者方式」こそが、(企業からすると吹けば飛ぶようなフリーランスという立場である)自分がこうしておもしろい仕事に恵まれている理由であり、生命線である、ということを最後の方にちょろっと書きました。
で、書いたあと思ったのですが、上記サイクルは当たり前のことすぎて、本当の「わらしべ長者方式」のポイントはそこじゃなかったなと。
自分で再認識するためにも、これこそが「わらしべ長者方式」でおもしろい仕事のサイクルを回して行く重要ポイントだ!と思う点を書いておきます。
間違った交換をしないこと
これです、これに尽きます。
どういうことかというと、実際のわらしべ長者というお話では、
藁しべ→アブが結び付けられた藁しべ→蜜柑→反物→馬→屋敷
(わらしべ長者 - Wikipedia より)
と交換が進んでいきますが、たとえば 「反物 → 馬」と交換できるところを、「反物 → 魚」みたいな交換をしてはいけない、ということです。
そもそも藁しべから来てるので、魚でもいずれリカバリは可能かもしれませんが、 この流れの速い業界において、交換価値の後退 は命取りになります。腐ってしまいます。
また「魚 → 網 → 船」みたいに、それはそれで価値が上がるかもしれないけど、 自分が欲しかったものとは違う ものにたどり着いてしまうというリスクもあります。
やはり、
- 「より価値の高いもの」
- 「自分が欲しいものにつながりそうなもの」
と交換するのが得策ではないかなと。
仕事の話に戻すと
で、上記はたとえでしかないわけですが、現実の仕事の話でいうと、たとえば、現状の僕にとってのゲームの案件。
しっかりフィーは出るし、僕はゲームをプレイするのもつくるのも好きなのですが、
- もう十分に ゲームアプリ実装の実績はつくった し、ちょっと今はゲームつくるのはお腹いっぱいになっている
- ゲームは実装要件を満たしたあとでもおもしろくするまでの試行錯誤が結構あって、工数が結構かかる
- いまの興味は iOS + 外部デバイス連携で、この分野における自分の実績や知見はゲームと比べるとまだ足りない
となると、ゲーム案件に1ヵ月、2ヵ月携わるのは僕にとっては「間違った交換」だなと。
逆に、「報酬ゼロでもおいしい」と思う案件もあったりします。
そういう感じで、仕事をするときには、 わらしべ長者的にこれは正しい交換か ということを考えるようにしています。
おわりに
個人エンジニアごときがえらそうなことを言ってすみません!いつもお仕事ありがとうございます!
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