先週の金・土に練馬で開催された600人規模のiOSカンファレンス「iOSDC 2016」にて、『海外のiOSカンファレンスに登壇する - 完全版』というタイトルで発表させていただきました。
応募時に書いたトーク概要はこちら。
ベルリンの「UIKonf」、ロンドンの「iOSCon」、サンフランシスコの「AltConf」と、今年は3つの海外のiOSカンファレンスに登壇する機会に恵まれました。
とはいえ招待されたわけではなく、CFPに自ら応募して投票・審査の上で採択された結果です。
本発表では、海外カンファレンスに参加するメリット、CFPの探し方、発表の準備、実際の登壇でうまくいったことや失敗したこと等について話します。
動画がこちら *1:
発表スライドはこちら。
(このトークでは埋め込みの音声や動画が重要な役割を担っているので、上に貼ったyoutube動画を見たほうが伝わるかなと思います)
海外のiOSカンファレンスに登壇するためのノウハウ集、というよりは、英語がそんなに得意でもない自分が、どう四苦八苦しつつも海外登壇までこぎつけたのか、その結果どうだったのかという内容となっております。失敗談多めです。
裏話その1: 実行委員長 長谷川さんの神対応
開催前にこういうツイートをしました。
ついにこの恐ろしい #iosdc のタイムテーブルが発表されましたね・・・!お気づきでしょうか、私が岸川さんの基調講演の裏だということに。。誰か来てくれますか。。誰か。。。誰もいなくてもベストを尽くします #僕も岸川さんの話聞きたい https://t.co/NPCAsMiiC4
— Tsutsumi Shuichi (@shu223) 2016年8月2日
そう、僕の出番はゲストスピーカーである岸川さんの裏にどーんとぶつかっていたわけです。
実は、スタッフの方のひとりと飲む機会があり、事前にこのタイムテーブルについて知ることができたのです*2が、「そんなの誰も来てくれるわけがない・・・」とFacebookで長谷川さんに突然の友達申請をし、長いDMを送り、何とかなりませんかと泣きつきました。
そんな突然かつ面倒なメッセージに対して、長谷川さんは「なぜこういうタイムテーブルになったか」という意図について大変詳細かつ丁寧なご説明を返信で書いてくれて、僕は深く納得し、誰も来ないかもしれないけど(草の根集客活動含め)がんばろう、と思うに至った、ということがありました。(さすがにDMをここに載せることはできないのですが、それにしても朝イチのお客さんの流れとか色々考えられていて感動を覚えるほどでした)*3
結果的には、想像以上に多くの方に来ていただけたし、あと個人的にも出番を朝イチで終えてカンファレンスを存分に楽しめたしで、これで本当に良かったなと。めちゃくちゃお忙しい中、めんどくさい登壇者の個別問い合わせに懇切丁寧に対応してくださった長谷川さん、ありがとうございました🙇🏻🙇🏻🙇🏻
裏話その2: 発表時間
前日夜の時点で15分の発表時間に対して30分以上もかかる、ということに気付きまして、
今(ブツブツひとりで)通しで練習してみたら、15分の枠に対して31分かかった・・・!ここから半分にするのか。。出番は明日の朝イチ。。 #iosdchttps://t.co/DfjlrriwOn
— Tsutsumi Shuichi (@shu223) 2016年8月19日
とりあえず寝て、朝起きたら何となく整理がつくだろうと思ったのですが、
朝起きたらスッキリした頭で取捨選択が捗るはず、と思ったけど眠いし1ページしか減らせなくてまだスライド66枚もある。。 #iosdchttps://t.co/k7TLTiNECF
— Tsutsumi Shuichi (@shu223) 2016年8月19日
全然整理がつかなかったのです。。
で、とりあえずスライドを削るのはあきらめて、「全部は説明せずに流れが分かる程度にだけ説明する」というページに印をつけておいて*4、その辺を飛ばしながら話すことで、Q&A用の時間もフルに使った19分30秒でなんとか話し切ることができたのでした。(ギリギリですいませんでした🙇🏻🙇🏻🙇🏻)
当日の様子
手元に写真がない *5 ので、会場に来られていた方々のツイートをお借りしつつ会場の様子をお伝えしたいと思います。
始まりました! #iosdc #b pic.twitter.com/3P3sUtwMUc
— アオヤマ ミント (@MintoAoyama) 2016年8月20日
堤さん「タイムテーブルで岸川さんの裏で心配だった」
— Kohei Tabata (@nerd0geek1) 2016年8月20日
そんなTrack bはほぼ満員です。#iosdc #b
うおお、リアルな辛そうな感じが伝わって来る音声www#iosdc #b
— ダンボー田中@味噌汁への憎しみ (@ktanaka117) 2016年8月20日
#iosdc #b 堤さんがネイティブの人と話してる録音流すの、英語苦手な人の背中を押す感かなりあるし発表のつかみにもなっていてすごい。
— naru (@naruchigi) 2016年8月20日
英語力を鍛えたい→場数を踏むためにカンファレンス!
— Kohei Tabata (@nerd0geek1) 2016年8月20日
堤さんの追い込み方、パない。((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル#iosdc #b
パソコンを見るだけになりがちなのを防ぐ仕組みは必要だね。堤さんはカンペに(観客)と書いて、そこにきたら観客をみるようにしたそう#iosdc #b
— SatoTakeshi_カエルタベル (@hatakenokakashi) 2016年8月20日
「何を話してるのかマジで分からない…どうしよう…」 #iosdc #b pic.twitter.com/in1GNHYGFc
— アオヤマ ミント (@MintoAoyama) 2016年8月20日
堤さんの発表 - 海外のiOSカンファレンスに登壇する - 完全版#iosdc #b pic.twitter.com/YluiO2awXz
— Taka Mizutori (@mizutory) 2016年8月20日
堤さんのお話、もっとゆっくりとフルバージョンでお聴きしたい!
— Mamoru Murayama (@mamorunner) 2016年8月20日
どこかで再演していただけたら嬉しいなぁ #iosdc
堤さんの話、めっちゃおもしろいしいつか本になりそう(適当) #iosdc #b
— ほんとは超いそがし松 (@himara2) 2016年8月20日
関連記事:
- iOSDC Japan 2016 参加レポート #iosdc | Developers.IO
- CFP登録から実際の登壇まで iOSエンジニア・堤修一さんが失敗から学んだ海外カンファレンス登壇 #iosdc #b - Togetterまとめ
おわりに
iOSDC、登壇者としてもいち参加者としてもめちゃめちゃ楽しかったです。トークは勉強になるし面白かったし、アイコン入りの大きめサイズのネームプレートとか、懇親会のビールとか、いろんなところに愛とこだわりを感じるカンファレンスでした。あと参加した人達みんなが口を揃えて言っていたことですが、初回にしてこんなに滞りなくいい感じに進むのってすごいことだと思います。
こんな素晴らしいカンファレンスを主催された長谷川さん、超ハードに動かれていたスタッフのみなさまには本当に感謝です。
今回のiOSDCやっぱり運営もiOS界隈の人だった事は大事な事実。自分たちも見たいトークがあるのに運営にコミットしてくれた人が沢山いるた。参加者の僕らができるのは来年は運営にもコミットしてみんなが学びの時間になるイベントにする事だと思う。来年は絶対やるよー #iosdc
— huin (koichisakata) (@huin) 2016年8月20日
そしてチケット代が4000円。僕はトークが採択される前にスポンサーチケット(8000円)を購入していたのですが、この内容でこの値段、お得すぎます。スポンサー企業のみなさまには足を向けて寝られません。チラシにしっかり目を通してサービスを積極的に利用させていただきます。
来年もあればぜひまた参加させていただきたいと思います。ありがとうございました!
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お知らせ
iOSDC Reject Conferenceにもday1、day2両方とも出させていただきます。
day1はこちらのテーマ。
day2の方は5分のLT枠で応募していて、落ちたのですが、15分枠が定員割れで空いていたので、そちらで出させていただくことになりました。
どちらもまだまだ勉強が必要な分野ですががんばって準備します。よろしくお願いします。