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[Swift][iOS][海外]try! Swift振り返り/英語/国際カンファレンス #tryswiftconf

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国内初のiOSの国際カンファレンス「try! Swift」に全日程(3日間)参加してきました。技術的な振り返り(復習)は別記事でやるとして、ここでは感想的なものを。


f:id:shu223:20160307104442j:image:w400

(今回の主催者であり、Natasha The Robot / This Week in Swift の中の人、ナターシャさんと)


参加してよかったこと

自分のヤバさが認識できた

昨年まではほとんどの場合でObjective-Cを書き、たまーに見栄をはりたいとき(発表スライドに載せるちょっとしたコードとか、書籍のサンプルとか)にちょろっと付け焼き刃のSwiftを書いていた程度でした。


が、このカンファレンスのチケットを買ってからは意識してSwiftを書くようになり、最近やっと ObjC より Swift が気持ちよく書けるようになってきたところです *1


で、本カンファレンスに参加して、言語的な話にはほとんどついていけず、iOSしかやってない自分がiOSの話についていけないなんて、どんだけおれしょぼいんだ、と。そういう自分の置かれている状況を自覚して悔い改める機会になってよかったです。


目線が上がった

最近、所用(後述)で他のさまざまなiOS関連カンファレンスとそのプレゼン内容を調べてたのですが、今回登壇されたスピーカー陣の多くは国際カンファレンスの常連です。


で、ああいうすごい人達に混じれるように勉強がんばるぞーという面もあるのですが、いくつかの自分の得意な分野の話(Core Animation、HomeKit、Core Image等)を聞くにつけ、今の僕でも国際的な舞台で提供できる価値というのはあるんじゃないかと。





もちろん僕の知識はまだまだ浅いところがあるので、もっと深掘りしないといけないし、英語力的にはカタコトレベルなので登壇するならめちゃめちゃ練習しないといけないだろうし、プロフィールがもっと国際的に通用するものになるように意識して行動していかないといけない。


そういう努力をしていこう、と今回参加したことでより強く思えるようになりました。


人間模様に感動した

人間模様というか、それぞれの生き様というか、多くの方から刺激を受けまくった3日間でした。一例を挙げると、

  • 岸川さん・・・これだけの規模のイベントを主催するというのはどれほど大変なことか想像もつきません。iOSエンジニアコミュニティへの貢献度が本当に素晴らしすぎる。
  • 日本人スピーカーの方々・・・よく練られた構成と鮮やかでインパクトのあるライブコーディングで国内外の人達にawesomeと言わしめた石川さん、ハイレベルな話を堂々とした英語で話す稲見さん等々、みなさんかっこよかったです。
  • niwatakoさん・・・クオリティの高い全文聞き起こし記事がリアルタイムに(たった5分の休憩の間に)上がってくるのには誰もが度肝を抜かれてました(日本語読めない海外の人達の間でも話題になってました)。こういうそれぞれの得意なところでポジションをとっていく(貢献する)姿勢はぜひ見習いたいところ。

  • とある方・・・みんなが「素晴らしかった」「最高だった」と言ってる中で、(僕)「どの発表がよかったですか?」(その方)「期待してたセッションはxxxだけでしたがそれもイマイチでしたね」とスパッと。悪意もなにもなく正直な感想なので全然アリだと思いますし、こういう「流されなさ」ってすごいなと。僕は人の意見や雰囲気に影響受けやすいので憧れます。
  • 同時通訳の方々・・・日本語と英語両方できますとかってレベルじゃなくて、感動を覚えるレベルでした。これがプロか、と。


英語

参加者の多くが触れている英語の話。会期中はセッションについていくのに必死であんまり海外の方としゃべってないのですが、ベルリンから来られた CocoaPods コミッタの Boris さん(初日にtvOSの話をされていた)や、



アフターパーティでは冒頭写真にあったように主催者の Natasha さん、Core Image の話をされていた Simon さん、Core Animation の話をされていた Tim さん(この方は日本語ペラペラだけど。。)、UIKonf/objc.io主催の Chris さん、Tokyo iOS Meetup の Matthew さん等々とお話させていただきました。


で、僕は昨年までマジで英語に苦手意識があり *2、WWDCでSFにいってもミートアップにも出ず、英語コミュニケーションには恐怖すら覚えていたわけですが、ここ最近の「英語を使わざるを得ない環境に飛び込んで場数を踏む」作戦が功を奏し、コミュニケーション力に関してはずいぶん改善したなと。


もちろんヒアリング力は一朝一夕では伸びないし、スピーキングも表現力がなさすぎる(Nice とか Good とか Wow ばっかり言ってる)のですが、質問するとか、自己アピールするとか、とにかく「自分から話しかけて何らかのことを伝えてこれるようになった」(雑談/フリートークはまだできない)というのは大きな進歩だなと。


英語力の本質的な向上には量をこなすしかないと思うのですが、僕の場合はいくつかのことを「あきらめる」ことでブレークスルーがあったと思っていて、このへんのことはいつか整理して書いてみたいと思います。(もうちょいマシになってからの方が説得力あるかな・・・?)


国際カンファレンス

try! Swift きっかけというわけではないのですが、この記事の末尾に以下のように書きました。

ベルリンだけでなくシリコンバレー等に行っても毎回感じることですが、無力感が半端ないです。仕事をやってみたりハッカソンに出てみたりして、技術的に通用しないということはないと思ってますが、誰も僕のことを知らないし(知名度以前に知り合いがいないという意味で)、そういう僕がベルリンに行ったところで、現地の他のスタートアップの方から「会いたい」とか言われることはありません。


(中略)


僕がニュースとかで海外のそういう系の魅力的なプロダクトを見るタイミングではもう遅くて(メディアに出て話題になっているということはある程度開発が進んでいるか完了しているケースが多い)ファウンダーが資金調達して本格的に開発をしようとするタイミングであちらから見つけてもらえるようにならないといけない。


で、LinkedIn や AngelList で人を探す場合は大抵「住んでいる場所」でフィルタされてしまうので、英語ブログという「海外スタートアップに自分を見つけてもらうためのチャネル」を用意する必要があるなと。


僕のGitHubアカウントは今でも多少そういう感じの機能をしてくれてますが、(後略)


で、この「自分を見つけてもらうためのチャネル」として、「国際カンファレンスで話す」というのは

  • 著名な常連スピーカーの方々に自分の話が届く
  • ログに残る(→ 英語でググッて見つかる「入り口」になる)

という理由から効果大かも、と思いまして、UIKonf というヨーロッパのiOSカンファレンス *3CFPに応募してみました。



運営による Pre-Selection は通過(!)しまして、現在最終投票フェーズです *4。もし採択されたら必死で準備して臨みたいと思っております。


お知らせ

今週末、ひさびさに登壇させていただきます。

パネルディスカッションを通じて『エンジニアの最初の一歩』について、 これからプログラミングをはじめてみようかな〜と考えている方 にも一緒に考えていただき、

とのことで、try! Swift 参加者のみなさまはちょっと違うのかもしれませんが、無料とのことですのでご興味があればぜひ!


try! Swift復習記事

書いたら追記していきます。


*1:以前はObjCなら5秒で書けるところを、Swiftの場合はググラないといけなかったりしてそれがストレスだった

*22013年にアメリカに行ってからこの苦手意識がますます強くなった

*3:今回 try! Swift に登壇された Chris さんは主催の一人

*4:審査や投票は匿名で進めるとのことで、僕のProposalがどれというのは採択されるまでは書けないっぽいです


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