約1ヶ月間(23泊26日)、スペインはバルセロナに滞在してきました。刺激的でかっこいい紀行文もしくは滞在記みたいなのを書けるのであれば書きたいところですが、それだと永遠に書かないまま終わりそうなので、箇条書きベースでまとめたいと思います。
目的とか経緯とか
ざっくりいうと、「海外就職したいけど、とっかかりもないので、まずはちょっとだけ海外に住んでみたりしてみよう」というのが目的です。
(経緯)
- 「海外で働きたい」という思いから退職したものの、コネもビザもない。
- 偶然、iOS技術本を執筆する話をいただく
- 寒くなさそうで、かつ前から行ってみたかったスペインをチョイス
スペインでやったこと
ほぼアパートにこもってPCに向かってました。バルセロナを満喫した!とは言い難いですが、自分にとっていろいろ新しい&重要なチャレンジがあったので、成果には満足しております。
(やったことリスト)
- 執筆
- 31%(出発前) → 59%(帰国時点)
- だいたい60ページ分
- この倍は進める予定だった。。
- 受託案件
- スペインで受注、スペインで納品(※日本の会社からの仕事です)
- MTR的なオーバーダビング機能を実装する仕事
- 8人日の見積もりだったけど初の Audio Unit にハマって9日間かかった
- http://d.hatena.ne.jp/shu223/20130221/1361394373
- http://d.hatena.ne.jp/shu223/20130223/1361624406
- 初の英語スカイプ面接
- スペインに着いてからLinkedIn経由で応募
- Cover Letterを初めて書いた
- スカイプ通話開始5分で撃沈
- http://d.hatena.ne.jp/shu223/20130214/1360793716
- バルセロナの凄腕クリエイターと食事
- 超いい人達だったので、英語はダメダメだったけど楽しかった
- (行く前は吐きそうになるぐらい緊張した)
- 散歩
- 毎日3〜8kmぐらい
- 結局観光は一度も行けなかったけど、散歩中にサグラダファミリアを見ることはできた
住環境
割高にはなるけど、ずっと同じところよりはいろんなところに住んだ方が楽しいだろう、ということで前半の13日間はここに、
後半の10日間はここに住みました。
最初のアパートのあるエリアは、似たような建物がずっと立ち並んでて、店はほとんどシャッターが閉まってて、人通りも少なくて、今思えばだいぶ寂しいところでした。僕は初めてのスペインだったので、「やっぱり不況なんだなぁ」と無理矢理納得しつつ13日間を過ごしたのですが、後半のアパートのあるエリアが超オシャレで賑やかで、海も近ければ歴史的な建物や美術館も近いという好立地で、単に場所の選択の問題だったと気付きました。
住むエリアの下調べは重要!という気づきを得ました。ありがとうございます。
(1件目のアパートからの風景)
(2件目のアパートの内装)
(2件目のアパートの近所にあった教会)
かかったお金
下記プラス、鎌倉の家賃とかインターネット代とかも普通にかかってることを考えると、だいぶ贅沢な企画となってしまいました。「生活」とは言い難い金額。
- 渡航費:約21万円(2人分。燃油サーチャージ込み)
- 家賃:約15万円(2人分。airbnb手数料込み)
- 1泊あたり約6500円
- 滞在中に使ったお金:未清算
- なんとなく10万円ぐらいはかかってる気がする
持ちもの
普段日本でも(PC持ち運び用として)日常的に使ってるリュック+機内に持ち込めるサイズのスーツケースで行きました。
(持ちものリスト)
- 開発用機器:Macbook Pro 15インチ、アダプター、予備バッテリー(MBP用なので超でかい&重い)、バックアップ用ポータブルHDDなどなどなど。。
- 着替え・・・下着2セットと寝間着
- 地球の歩き方・・・地図とか、電車やバスの乗り方とか、やっぱり役に立つ(電車もバスも一度も乗ってないけど。。)
- アパートのホストへのおみやげ・・・渡し忘れた
- デジカメ・・・持ち歩かないので結局使わなかった
- タオル・・・これも使わなかった。アパートにあったし、どこでも売ってる
スリッパ、シャンプーとかは現地調達しました。タオル等の日用品系、寝間着や下着も現地調達できることを考えると、もっと長期でもこのサイズで大丈夫そうです。
その他雑感など
- 日本より暖かいので仕事ははかどった
- 日本では暖房をフルパワーで効かせるか、カフェとかに行くかしないと手が冷たくて仕事に着手できない
- スペインも寒いのは寒いけど手がかじかむほどではないので、夜中とか早朝にのそっと起きて仕事できた
- 英文メールのライティング力は上がった
- airbnbでアパート借りる際のやりとり
- LinkedInでの応募にまつわるやりとり
- Marcosとごはん食べる日程や場所を調整するやりとり
- 海外就職はやっぱり厳しい
- 就労ビザの壁と英語の壁
- 就職にこだわらなければ、海外を転々としながら暮らしていくことはできそう
- 遠隔で仕事を受注して納品するところまでやるのは十分可能
- ただ、それだと英語力は一向に伸びないし、キャリアが薄められていくし、初心からずれてる感は否めない
最後に
そんな34歳無職のiOSプログラマに、Amazonのほしい物リストから何か送っていただけるととても喜びます。