「わたしの30分、売りはじめます。」という触れ込みでオープンした空き時間売買サービス「TimeTicket」、さっそく登録してみたところ、ちょうど空いてた昨日の日曜だけでなんと 41,000円 の売り上げがありました。
このサービス、気になってる方も多いんじゃないかと思うので、実際どんな感じだったか書いておこうと思います。
※本記事は申し込み主の方に許可をとった上で書いています。堤のチケットに申し込むとブログに書かれてしまう!ということはないのでご安心ください。
売れたチケットその1:iOSアプリ開発に関する諸々の相談に乗ります。
https://www.timeticket.jp/items/1890
- 30分500円〜、寄付率50%
- 場所は目黒にあるコワーキングスペース、HUB Tokyo限定
最初に登録したチケット。受け取れる額は TimeTicket の手数料が30%引かれてそこから寄付が 50% なので、支払額が500円だとすると、
500円 × 0.7 * 0.5 = 175円
というわけで(チケット発行側としては)儲けは度外視。どんなもんか使ってみよう、の値段です。なるべく出かけたくないので、場所は自分が歩いていける&入居しているコワーキングスペースにしています。
売れたチケットその2:iOSアプリを開発します。
https://www.timeticket.jp/items/1903
- 5時間40,000円、寄付率10%
- 場所指定は東京都
こっちはフリーランスでやってる本業。まだ TimeTicket でこの金額を支払う人はいないかなーと思ってたら申し込みがきてびっくりしました。仕事としての意識があるので、場所は先方におまかせ。
事前のやりとり
申し込みがあって、チケット発行側(今回のケースでは僕)がOKボタンを押すと、申込者が決済できるようになる、というフローなのですが、どっちのチケットでも、OKボタンを押す前にダイレクトメッセージで
- 具体的な相談内容/開発内容
- 期待しているゴール
は確認しました。あまり知らない分野かもしれないし、先方のゴールイメージ次第では30分以内/5時間以内で期待されている成果を出せるとは限らないし、お金の無駄だった、となると先方はもちろん自分もとても哀しいので。
聞いてみて、それならお役に立てそうだ、ということで OK ボタンをポチッと。
当日
相談30分チケットの方は、技術的な質問2つほどと、勉強方法とかざっくばらんな話 *1。
(ブログに書いていただきました!)
また、開発5時間チケットの方は、iOSエンジニアの方からの申し込みだったので、開発委託という感じではなく、行き詰まっている部分のソースコードと issue のリストをその場でもらって、僕の手元で issue やバグに対応しつつ解説する、というやり方でした。(受け取ったソースコードは最後に横で確認してもらいつつ消去)
所感
フリーランサーとしての感想
「その2」の方のチケットは自分の本業と同内容なわけですが、自分に入る金額は、
40,000円 × 0.7 × 0.9 = 25,200円
で、寄付額が最低でも10%なので、お客さんが支払う額の 63% が受け取れる率の最大、ということになります。
なのでここをご飯を食べるための主戦場にする(フリーランスとしての活動の場にする)には厳しいですが、「空き時間を売る」という観点では全然アリ、というのが自分の感想です。
格安チケットのメリット
申し込みがあってから気付いたのですが、時間帯を午前中の10時〜10時半にすると、午前中うだうだしがちな自分にとっては「出かけるきっかけ」になって良いなと。仕事に関係する話だからエンジンもかかってくるし、技術的な相談は自分の勉強にもなるし。
要望とか
あったらいいなーと思った機能は、
- チケットの埋め込みコード生成
- この記事に埋め込みたかった
- タイムセール
- 突発的に暇になって、でも急だから申し込みないだろうな、というときに格安にしたい
- このために別途チケット発行するのはあまりやりたくない。いいね数とかあるので。
- チケット一時休止
- 忙しいときは休止にしたい
- お気に入り
- 上記のセール機能や休止機能と関連して、お気に入り登録してくれた人に通知が行くような機能
中の方々、いかがでしょうか!
*1:勉強方法は、せっかく質問していただいたのに的を得た回答をできなかった気がするので、あとで整理しておこう。。